• 技能実習生(育成就労)の日本語レベル パート2

    • 4. 日本語習得の個人差

    日本語の習得には個人差が大きく影響します。現地に滞在して約半年から1年で、おおよその意思疎通や仕事に関する言葉は問題なくできるようになることが一般的です。海外留学やワーキングホリデーの経験があるかたは想像がつきやすいのではないでしょうか?

    あるお客様では半年たっても全く日本語の覚えが悪かった技能実習生(育成就労)が部署移動によってすぐに日本語が上達したこともあります。また、逆に最初はよかったけど、途中から全く伸びなかったということもあります。新入社員と同じく根気強くやることで必ず成果は出てきます。

    5. あじさい協同組合の取り組み

    あじさい協同組合では、技能実習生(育成就労)の日本語能力向上のために、以下のような具体的な取り組みを行っています:

    a 会話中心の教材の使用:あじさい協同組合では、会話を中心にした日本語教材を使用しています。この教材は、技能実習生(育成就労)が現場で直面する具体的なシチュエーションを想定しており、実際の生活や業務に直結する日本語表現や専門用語が含まれています。

    しかし、私の経験からいうと最も大切なのは、受入会社様から頂く新入社員用の単語集やマニュアルです。会社で使う単語を事前に彼らに伝えることで日本に来てからの習得のスピードが違います。

    例えば日本語で 「材料を奥に置く」ということは工場ではつかうことが多いのではないでしょうか?技能実習生(育成就労)はこの言葉をまずひらがなで覚えます。

    「ざいりょうをおくにおく」  

    日本語の「を」と「お」が混在しています。さらに「置くと奥」もあります。技能実習生(育成就労)にとって文章で理解することは非常に難しい言葉です。

    しかし、行動や動作と紐づけて学習することで体感的に理解できるようになります。

    こういった受入会社様の仕事で使う単語を事前に教えていただくことで私たちも技能実習生(育成就労)に伝えることができます。

    b 会話重視の授業:技能実習生(育成就労)が日常業務や生活で必要とする会話力を重視し、ロールプレイや実践的な会話練習を多く取り入れた授業を行っています。これにより、技能実習生(育成就労)は実際の場面で使える日本語を効果的に習得することができます。

    c オンライン学習サポート:日本に来る前から学習を開始できるよう、オンラインプラットフォームを活用した学習サポートを提供しています。技能実習生(育成就労)は、自分のペースで学習を進めることができ、日本に来る前に基礎的な日本語能力を身につけることができます。また、日本に来てからもオンラインで日本語授業をすることも可能です。

    d 定期的なテストとフィードバック:学習の進捗を定期的にテストし、その結果に基づいて個別のフィードバックを行います。これにより、技能実習生(育成就労)は自分の弱点を把握し、効率的に学習を進めることができます。

    e文化理解のプログラム:日本の文化や習慣についての教育も行っています。これにより、技能実習生(育成就労)が日本での生活に早く適応し、円滑なコミュニケーションが取れるよう支援しています。この文化理解はすごく大切だと経験から感じています。とくにあじさい協同組合では昔話を取り入れて、日本人のメンタリティーをできるようにしています。

    • 5. 初めて外国人を受け入れる企業向けの課題

    初めて外国人技能実習生(育成就労)を受け入れる受入企業は、以下のような課題に直面することがあります

    Aコミュニケーションの壁:日本語能力が十分でない技能実習生(育成就労)とのコミュニケーションがスムーズにいかないことがあります。これにより、業務の指示や日常的なコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。

    B 文化の違い:異なる文化背景を持つ技能実習生(育成就労)と日本人社員との間で文化の違いによる誤解や摩擦が生じることがあります。これを防ぐためには、相互理解を深めるための教育や交流の機会が必要です。

    C サポート体制の整備:技能実習生(育成就労)が日本で安心して働けるようにするためには、住居の手配や生活面でのサポートが重要です。初めて受け入れる企業にとっては、これらの体制を整えることが大きな課題となります。

    いずれも受入企業様だけでなくあじさい協同組合がサポートするのでご安心ください。20年間、受入企業で経験した失敗の数々をお伝えすることで、組合員の皆様に同じ経験をしてもらわないようサポートします。

    まとめ

    技能実習生(育成就労)の日本語レベルは、日本に到着したばかりの時点ではN5レベルで十分なコミュニケーションが難しい場合が多いです。しかし、現地での生活や仕事を通じて、日本語能力は確実に向上します。受入企業や雇用主は、技能実習生(育成就労)が円滑に業務を遂行できるよう、継続的なサポートが重要です。

    技能実習生(育成就労)の日本語教育には長期的な視点と持続的なサポートが欠かせません。特に初めて外国人を受け入れる企業にとっては、コミュニケーションの壁や文化の違い、サポート体制の整備など、多くの課題があります。

    ぜひあじさい協同組合にぜひお任せください。